2007年8月2日木曜日

黄金率

我が家の玄関のガラスに夜になると張り付く守宮。
いつも二匹張り付いているのでつがいかなぁ、と思っていたけどちょっと調べてみたところ、雌雄は卵の時の環境の温度で決まるらしい。面白い仕組みですな。
最近くっついているやつらは体長8cmくらいの比較的成熟した個体なんだけど、以前は体長3cmくらいの若い個体が4匹くっついていた事もあったので、ひょっとしたらこいつらはその時の生き残りなのかもしれない。過酷ですね、自然界の生き残り競争は。
唐突ですが、守宮がかなり好きです。生態とかにはそれほど興味がないけれど、余りにもコケットな手足の指の造形、一歩間違えてればやりすぎでくどいと言われかねない頭でっかちなシェイプを全体としてみたときには均整が取れていると言わざるを得ないパーフェクトなプロポーション。まじ神ですわ、これを作った人(?)は。この写真みたいにトランスルーセントの効いた表面のアトリビュートも素晴らしいですね。
ところで、個人的に一押しデザインの生き物というとやはりミヤマクワガタを押したい気持ちがございます。素晴らしいですよね、機能的に私には何の意味も見出せないあの有機的な曲面で構成された頭部とか。また、あれだけ精緻な造形を惜しげもなく金色の産毛で覆ってしまう大胆さとか。そして喧嘩をさせると全くノコギリクワガタにかなわないあの脆弱さとか。かっこよすぎです、ミヤマクワガタ。
海外行くと思うのですが、地域ごとの文化や色彩感覚、造形感覚はかなりその土地の動植物の造形、色彩に左右されますね。あたりまえっちゃぁ当たり前かもしれませんが。
近頃は日本の生き物に侘びを感じてしまいます、、、。

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