2007年8月23日木曜日

ソフトボディ ダイナミクス - Softbody Dynamics その5


ソフトボディ・デザイナー、進んでます。
ここ数日、風邪で身動きが取れないのを幸いにPCに張り付いてました。
今日、UV設定に必要な関数はほぼ書き終わったので、全体としては90%くらいは完成したかも。モデリング、テクスチャともに当初予定していた機能は全て実装済み、あとは現状ショートカットでしか関数にジャンプ出来ないので、既に仕込みは完了済みのボタンによる操作を実装すれば完成と言っても良いかも。
あ…、このエディタは右手座標系なので、DirectX標準の左手座標系に変換して出力するモードをつけなくては… 。
今のところポリゴンの裏表を確認するには、モデルをエンジン側に読み込む必要があるので、コンソール・エリア下の空いているスペースにプレビュー・ウインドウを入れるか迷ってます。ちょっと億劫だったり。
既に好きな形状のプルプル物体をモデリングして任意のテクスチャを張り込むことが可能になっているので、ついつい無意味なプルプルを作成してそのプルプルから沸きあがってくる多幸感に酔いしれてしまうのでなかなか作業が進みません。風邪ひいてますしね。

progress 90%

2007年8月18日土曜日

夏の終わり

昨日までの暑さとはうって変わって今日はずいぶん涼しかった。昨晩の雷雨を境に秋の訪れを感じます。
庭のシラカシ、夜になって覗いてみたら立派な角をもったカブトムシの♂が来ていました。こんなにしっかりとした体格のカブトムシが自分の家の庭先にいるとは驚きです。
そもそも生き物に対して子供の頃より興味が出たのは、4年前に大学時代の知人の実家に遊びに生かせて貰って以来。
「カブトムシなら家から歩いて10分くらいのところにいっぱいいるよ。」の一言がきっかけだったんだよね。
どうしても木にくっついている状態のカブトムシを拝みたくて、その人の田舎にお邪魔させてもらって以来、毎年どこかしかへ足を伸ばしてカブクワ中心に生き物観察をしてきたけれど、まさか20年以上すんできた自分の家の庭にカブトムシが飛んできていたなんてね。
色々考えさせられました。


2007年8月17日金曜日

伴侶

歳が33も離れてるんだけどね…
しかもオスなんだけどね…

本日我が家にお迎えしたクロネコのズズ。

ネコに関しては、となりの庭の芝生が青く見えたことは一度もありません。
たらふく餌をやりたい衝動を必死に堪えています。
もう少し良い写真が取れたら差し替えたいですね、、、。

2007年8月15日水曜日

リアリティ

当たり前の事なんだけど、現実世界のあらゆる点のリアリティというか完成度というか、その密度には気が付くたびに唸らされる。
写真のアブラゼミだって、この時期になると数え切れないほどジージーやっているけど、その全てに一切の妥協なく、うつろで深みのある複眼やよくみればベルベットのような質感でエンボスの効いたような柄の上翔、それこそ脚に生えた産毛に至るまで完璧な充実ぶりで徹底的に存在してるんだよね、こちらがそれに意識しようがしまいがお構いなく。
昨今のPCの性能の上昇に伴って、リアル、とかバーチャルとかそんな言葉が飛び交うようになったけど、そして俺自身シムとかが大好きで、バーチャルが大好きな人間だけど、ホント、この現実の非常なまでの完成度には打ちのめされる。
なんつーか、無理っス!って思う。

2007年8月11日土曜日

陰日向

セミの抜け殻くっついてました、庭のシラカシに。

で、日陰側の足元を見ると…。




カブトムシ!

去年は周囲の雑草を刈り込みすぎて日当たりが良くなりすぎてしまい、シラカシの根元が乾き切ってまったくムシがつかなかったけど、今年はすこし雑草も伸びてきて、環境が整ったようです。
カブト♀、カナブンが来てます。今年もわざわざ八王子まで昆虫観察に足を伸ばしているけど、庭にもカブト程度なら来ると言う…。
ちなみにおととしは体長3cmくらいの極小カブト♂が来ていました。コガネムシのような体躯に一丁前に角生やしていて可愛らしかったですね。いや、立派な大人だったのですが。

2007年8月10日金曜日

ソフトボディ ダイナミクス - Softbody Dynamics その4


精神的におっくうだったソフトボディ・エンジンのポリゴン化に取り組む。
頂点、UV、法線をデータから読み込み、自動でポリゴン設定>オブジェクト作成を行う関数を書いた。グローバル変数のスペルをミスって 小一時間(ホントは3時間くらい)はまった。
どうして30秒前に自分で書いたことすら覚えていられないの!? orz
エディタの方は細々と使い勝手の改善をしつつ、今日の作業でポリゴン化に必要なデータのフォーマットも脳内ではほぼ固まったので、今後はエディタ側のポリゴン&UV設定部分かな。
ただ、エンジン側の法線の平均化のアルゴリズム、いまひとつ良い方法が思いつきません、と言うか細かい部分で検証が必要なことが残っているので本当は先にエンジン側を固めるべきかもしれないけど、その細かい部分の検証をするにはエディタでデータが気楽に作れる状態でないと面倒なんだよね。
http://gamdev.org/up/img/9951.zip
スクショでは伝わらないこのプルプル感!PCにまともなグラボ積んでる人は是非上のリンクからファイル落としてお試しあれ。DirectX9.0c対応のグラボ必須だよ。「D3DホニャララのDLLが指定されたパス云々~」のエラーがでる人はマイクロソフトのHPで最新のDirectX9.0cのランタイム落としてインストールしてください。

2007年8月9日木曜日

ソフトボディ ダイナミクス - Softbody Dynamics その3


ソフトボディ・デザイナー、進んでます。
リアルタイムで扱える軟体モデルはAgeiaのPhysxPPUとかを導入しない限り、結構CPUリソースを喰ってしまうのでそんなに複雑なモデルを扱う事は出来ないと思うんだけど、だとすると今の俺のやってる事は何!?
軟体モデルのエディタと言う意味では完全にオーバースペックかもしれない。
現状のソフトボディ・エンジンのアルゴリズムは各頂点にかかる加速度は重力と、他の頂点と繋がっているスプリングモデルの張力のみを考慮するものなので、自立するオブジェクトを作成しようとした場合、かなりの本数のスプリングをうまく張り巡らせなければならない。それはそれで、吐き出されたモデルがかなり酔っ払ったような挙動をして面白いんだけど。
で、速度的なことや、物体の表現力を考慮して、頂点が原型からどの程度移動しているかと言う相対的な値を元に頂点に加速度を加えて、軟体モデルが原型に戻ろうとする作用を強化したアルゴリズムも組もうと思っちょる。そのときこそ、この現状オーバースペック気味なエディタがその真価を発揮してくれるはずだ。
モデリングに必要な機能は9割出来たので、あとはプリミティブの自動生成、クロスの生成程度を付け足したら、いよいよ鬼門のポリゴン生成、UV設定に手をつけなくては、、、。
ポリゴンとUVは別アプリにしたほうが簡単そうだなぁ。
しかしFPS 7!?とは、、、。誰か高速化してください。

2007年8月4日土曜日

ソフトボディ ダイナミクス - Softbody Dynamics その2

ここ数週間動植物ばかり褒め称えてきた俺だけど、一応こつこつプログラミングも進めてきていた、実は。
コレは7月10日にアップした日記にあったエディタの現在の姿。
頂点の選択のための関数にあったバグをこつこつと直し、押し出し、回転体なんかの作成も出来るようになった。
頂点削除の関数を拡張しないといけないのは分かっているんだけど、結構苦労した部分なのであんまり触りたくないんだよなぁ…。いやいや、近々叩きます。
現時点でも最低限のことは出来るんだけど、あとはコレにポリゴン作成&UVの設定の機能を付け足せば最低限の目標は達成できる。
エディタで吐き出した多頂点の軟体モデルがぶにょぶにょ揺れ動いているのを眺めていると何故か多幸感が湧き上がってくるのが面白いです。物理すげぇ!

2007年8月2日木曜日

黄金率

我が家の玄関のガラスに夜になると張り付く守宮。
いつも二匹張り付いているのでつがいかなぁ、と思っていたけどちょっと調べてみたところ、雌雄は卵の時の環境の温度で決まるらしい。面白い仕組みですな。
最近くっついているやつらは体長8cmくらいの比較的成熟した個体なんだけど、以前は体長3cmくらいの若い個体が4匹くっついていた事もあったので、ひょっとしたらこいつらはその時の生き残りなのかもしれない。過酷ですね、自然界の生き残り競争は。
唐突ですが、守宮がかなり好きです。生態とかにはそれほど興味がないけれど、余りにもコケットな手足の指の造形、一歩間違えてればやりすぎでくどいと言われかねない頭でっかちなシェイプを全体としてみたときには均整が取れていると言わざるを得ないパーフェクトなプロポーション。まじ神ですわ、これを作った人(?)は。この写真みたいにトランスルーセントの効いた表面のアトリビュートも素晴らしいですね。
ところで、個人的に一押しデザインの生き物というとやはりミヤマクワガタを押したい気持ちがございます。素晴らしいですよね、機能的に私には何の意味も見出せないあの有機的な曲面で構成された頭部とか。また、あれだけ精緻な造形を惜しげもなく金色の産毛で覆ってしまう大胆さとか。そして喧嘩をさせると全くノコギリクワガタにかなわないあの脆弱さとか。かっこよすぎです、ミヤマクワガタ。
海外行くと思うのですが、地域ごとの文化や色彩感覚、造形感覚はかなりその土地の動植物の造形、色彩に左右されますね。あたりまえっちゃぁ当たり前かもしれませんが。
近頃は日本の生き物に侘びを感じてしまいます、、、。